小学生の選択問題は人生の役に立つのだ

 小学生の子供に勉強を教えていると、小学生の勉強というのは問題解決という分野の練習なのだ、と理解できる。

 企業の中の問題解決ができるためには、踏まなければならない手順がある。手順は小学生の勉強、設問への回答の仕方も同じだという気がしてくる。たとえばQC的手順であれば、現状を把握して、要因を解析して、対策を検討して、解決に至るという手順がある。どの工程にも手筋がある。ミスやロスはつきもので、妙な意思決定がなされることもよくある。

 小学生のうちから、問題解決の手順にひそむミスやロスを回避する力を習得しておくことは悪くはない。小学生の勉強も社会での問題解決に役に立つという面がある。


 小学生が取り組む問題には、どの科目であれ、選択問題というのがよくある。選択問題の出題者になったとすると、設問に対して誤りの選択肢を用意しなければならない。例えば4つの選択肢があれば3つの誤った選択肢が必要になる。誤りの選択肢を用意するという観点から改めて問題を読んでみると、出題者の苦労がしのばれる。間違っている選択肢にも、間違いの方法というのがいろいろあるようだ。間違いジェネレータのルールがあるのだ。
 
 例えば地理の問題。兼業農家が増えてきたのはナゼかという設問があった。誤りの選択肢として以下の2つがあった。これは典型的なパタンを示している。

 (1)農家を継ぎたい若い人が増えて、土地が足りなくなった
 (2)機械化が進んで人手が足りなくなった

 (1)は現状把握(あるいは資料の読み取り)が間違っている。事実関係がとらえられていない。農家を継ぎたい若い人は増えていない。誤りは誤りでわかりやすい。いってみれば「嘘」だ。「嘘の選択肢」だ。突っ込むとすれば「嘘つけ」「よく見ろよ」「んなわけねえだろ」だろう。
 
 (2)は文の中のロジックがおかしい。要因解析の誤りだ。機械化が進んだ「ので」人手が足りなくなった??これは問題を離れて、この文としておかしい。それでも「機械化が進んだ」まで読んで択んでしまう子供がいるのだろう。そして、そういう不注意な子供を振り落としたいというのが趣旨なのだろう。このタイプの選択肢に名前を付けて類別するとすれば、「矛盾の選択肢」、「ボケの選択肢」、とでも言うべきだろう。こっちは突っ込むとすれば「なんでやねん?」「どうしてそうなるかな」「おかしいだろ」というところか。

 現状がとらえられていないこと。
 課題解釈が誤っていること。

 オトナの現実はそうした悪手に満ちている。好手は少ないのだ。

 こうした誤りを見抜いて、択ばない素養は重要である。勉強も役に立つのである。

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この記事へのコメント

Coldlingord
2012年03月04日 04:59
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